ラジエーターキャップ フィラーネック(リテーナー)解説

かなり多くの種類のラジエター キャップ フィラーネック(CAP FillerNeck)
(キャップリテーナー)が存在します。
ファイラーネック=ラジエーターキャップの付くところの名前です。
材質は、アルミまたは、真鍮(黄銅=ブラス)
CAP FillerNeck
真鍮製 サイズ違い、一般的なのは、左の2つ
CAP FillerNeck
見ての通り アルミ製 左の大きいのは、輸入車のオールアルミタイプ
右は、日本のオールアルミラジエーターによく使われるタイプ
アルミでも多く 使われてるのは、
CAP FillerNeck
画像下のタイプ 上の削りだしての製作物に比べると薄く柔らかく変形しやすいです。
条件にもよりますが、アルミ溶接(ろう付け)もそれなりの難易度を要します。

真鍮の同じ様に見えるフィラーネックでも種類があります。
CAP FillerNeck
ラジエーターキャップの入る 切れ込みの長さ違い
RADIATOR CAP
ラジエーターキャップ側もサイズが違いますので
左の日産などに使われる広い方を
右のフィラーネックに取り付けようと思っても当然入りません
切れ込みの位置違い
CAP FillerNeck

左画像は、フローパイプ下側に切れ込みがありますが
右画像は、上側に
これによりラジエーターキャップを取り付けた後の状態(向き)が変わります。
アルミ製も同様です。
たぶん専門業者で無いと気にしないところです。。。が、ビジュアルも大事です。

そんな見た目よりも大事なコトが、
せっかくラジエーター取り付けてアッパー、ロアホース、サーモ、
他ガスケットから漏れたら大変ってことで 修理業者さんなどは
キャップテスターなどで圧力試験をすることがあります。
CAP FillerNeck
いろんなメーカーからいろんな形状のが出てますが、ムキになって
画像のタイプのキャップテスターで圧力試験をすると
CAP FillerNeck
わかりづらいですが、フローパイプの上側のようにめくれる?外側が上にあがります。
キャップの外し方でも起こる症状です。
CAP FillerNeck
ラジエーターキャップのパッキンの接地部分は、内側です。
指先で触るとわかりやすいですが、外側のが、下がっています。
少しのコトですが、圧力が掛かるため これだけのコトで
冷却水漏れが発生したり、リザーブ(サブ)タンクから戻らないなどの症状になります。

実は、デリケートな部分です。

真鍮製のタイプは、
古くなると経年劣化なのか?割れることが、あります。 アルミも傷や変形
タンクと一体型に見えますが、ロウ付け、TIGなどで取り付けてあります。
真鍮は、半田で アルミは、内側からTIGや溶接
キャップ外そうと思ったら取れた。。。ってコトも
そうとう古くならないと起こりませんが

キャップ フィラーネック(リテーナー)とれた、割れたなど
振動が多い為か、空焚きか?建機、トラクターなどに多い症状です。
ラジエータ関連部品、フィラーネックなど各種類在庫してますので
冷却水(LLC)漏れお困りの業者さまなど、お気軽にごお問い合わせ下さい。


その他, 修理 3月 7th 2011

ケーターハム(CATERHAM)スーパーセブン ラジエーター冷却水(LLC)漏れ修理

ケーターハム(CATERHAM)スーパーセブン(SUPER SEVEN)ラジエター
CATERHAM SUPERSEVEN RADIATOR
冷却水(LLC、クーラント)漏れ修理です。
ごらんの通り 銅コア製、真鍮タンク4層

地元、愛知県のお客様でしてお電話頂いて、翌日には、届けていただきました。
取り付けステーの位置 イン、アウトホースなど
上下逆さまにしても取り付いてしまう合理的アバウトな造り
LOTUS(ロータス)、CATERHAM(ケーターハム)など
セブン ラジエーターは、何度も見たことありますが、
メーカー、年式、社外、オールアルミ、銅コア製と なぜかいろんな形状しています。

コア新品交換の他に
お客様の要望で、裏側にドレンコックを追加
4層(列)コアの中は、
CATERHAM SUPERSEVEN RADIATOR
以前にラジエーター交換したと言われてましたが、
それなりの「詰り」具合、
距離は乗られて無いらしいですが、LLC(クーラント)
オイルほどでは無いですが、数年に一度は交換した方が、よいと思われます。

CATERHAM SUPERSEVEN RADIATOR
途中の画像は、ありませんが
完成。

アメ車、国産旧車ラジエターの修理が多い気がしますが
英国車(ロータス、MG、ミニ、ジャガー、バンプラ、ロールスロイスetc.)
ラジエーター、コンデンサー、ヒーターなども修理多いです。
もちろん、他欧州車(ベンツ、BMW、VW、ポルシェ、ボルボ、ランチア、etc.)
純正品生産中止、純正が、超高額など理由は、さまざまですが、
熱交換器でのトラブルでお困りの業者さま、オーナー様など、お気軽にお問い合わせ下さい。


修理 3月 4th 2011

FIAT(フィアット)オイルクーラー修理、改造

Fiat(フィアット)のオイルクーラー(OILCOOLER)修理、改造です。
遠くからありがとうございました。
車両詳細不明です。
FIAT OILCOOLER
見るかに オイル漏れてます。圧力試験するとやっぱり漏れてます。
製造メーカーは、
FIAT OILCOOLER
「IPRA」イタ車関係でよくみます。
この手の形状のオイル漏れは、漏れ方によりますが、
新品オイルクーラーに交換です。
FIAT OILCOOLER
オイルクーラー本体のサイズは、同じですが イン、アウト形状
取り付けステー形状が若干違いますので、改造します。
同形状のイン、アウトがありませんでした。。。
時間があれば新品製作したんですが。。。
元々のイン、アウトアルミユニオン切り落としまして
FIAT OILCOOLER
こんな感じで
FIAT OILCOOLER
TIG(アルゴン)溶接します。アルミガス溶接と悩みましたが。。。
溶接後
窒素で10㎏/㎠で圧力試験して元々のステーを付けれる様に改造し
艶消し黒で塗装して完成です。
FIAT OILCOOLER
この形状のオイルクーラーも取り扱いございます。
サイズも数種類ありますので、オイルクーラー、オイル漏れなどでお困りの業者さま、オーナー様など
お気軽にお問い合わせ下さい。


修理 3月 3rd 2011